あそびたりないんでしょ??
by hazakura-hk
カテゴリ:本について( 3 )
ぶらんこ乗り
「わたしたちはずっと手をにぎっていることはできませんのね」

「ぶらんこのりだからな」

だんなさんはからだをしならせながらいった。

「ずっとゆれているのがうんめいさ。けどどうだい、すこしだけでもこうして」

と手をにぎり、またはなれながら、

「おたがいにいのちがけで手をつなげるのは、ほかでもない、すてきなこととおもうんだよ」



********************************



このごろ、ずっと本を読んでなかった。
夏の間に本を買うと、課題をもっとしなくなると思って、自粛してたりしたおかげ。
んで、学校に来るようになると、やっぱり本が読みたくなる。
ほんとは自家用試験対策の本とか、機体係についての本、マニュアル、気象の本とか、
色々”読まなきゃいけない”本がいっぱいあるのだけれども。
やっぱり、物語が好きだから、しょーがない。
というわけで買ったのが

「ぶらんこ乗り」  いしい しんじ 著

「ねじまき鳥クロニクル 第一部 泥棒かささぎ編」 村上 春樹 著

の2冊。
村上春樹の不思議世界のはいった長編は羊をめぐる冒険から好きになって、
まだ読んでない代表作の中から ねじまき鳥 をチョイス。
前々から読もうと思ってた本だったし、いかにも村上春樹っぽい匂いがぷんぷんする題名。
これは今読み途中。

次に「ぶらんこ乗り」だけど、この作品は手に取るまで、まるで知らなかった。
ling-muのところで取り上げられてるのは見たことがあっただけで、まだ読んだことがない
ものだった。表紙と著者のひらがなからして優しい童謡チックなものかなー、と思って、
最初のほうをちょっと立ち読みしてみる。


んー、よく見えないけど、とりあえずそのままレジへいき、2冊を購入。
んで、ねじまき鳥を最初先に読むのもいやだったから、さっそくぶらんこ乗りを読む。

(この先ネタバレ含みます)



********************************




書き方はずーっと、主人公である”姉”の目から見た視点で書かれる。
主な登場人物は優しい額縁づくりの父と、少し抜けてる絵描きの母親、厳しい祖母、
そして自分と利発な弟、そして”指の音”。
物語は弟が残した一冊ノートが見つかるところから始まり、
そのノートをめくるとともに、振り返る記憶、回想がずっと続いていく。
文章の書き方やひらがなの文字、そして中心にある家族というもの のため、
温かい、普通の空気が流れてる序盤。
しかし、ある日の事件を境に見えてくる登場人物たちの心の中。
温かいこと、冷たいこと、優しいこと、厳しいこと、強いこと、弱いとこ、綺麗なとこ、醜いとこ。
その動きが、姉の視点を通し、(もちろん自分の心の中を含め)つづられていく中盤。
また戻った平穏な流れに、降りかかるもう一つの事件、終盤の始まり。


結末はやっぱり手にとって、実際に読んでみて欲しい。
この本は難しい文句をこねくりまわしたりも、心象描写とか、風景描写を緻密に書いて
読者に楽しませたりするものじゃなくて、
読んで、直感的に”感じ取って欲しい”作品。ストレートに、自分の中に響くようなかんじ。


温かな優しさがあって、容赦ない厳しさがあって、負けない強さがあって、くじける弱さがある。

でも、最後にはきっと温かい気持ちで本を閉じることが出来ると思います。

なんか、今の僕には”薬”みたいな本でした。 オススメです。


この本を読むきっかけをくれたling-muに多謝m(__)m
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by hazakura-hk | 2005-10-16 19:35 | 本について
The little prince
星の王子様を初めて知ったのはきっと、ちいさいころの何とかカレーのキャラクターとして
書いてあるときだったと思う。
そのころは「下手な絵だなぁ」くらいにしか思ってなくて、絵本であることすら知らなかった。
そんでもって、絵本があるって知ったのはいつかもう覚えてないけど、気になりだしたのは高3
のころからだったと思う。浪人もはさんで読めずに記憶からふっと消えて、
この秋にばったり、大学の生協で見つけた ”The little prince”
「絵本だし、きっと最後は見え透いたハッピーエンドなんだろう」と思って、何の不安も持たずに
読み進んでいった。王子様の道中に出てくるいろんな”Grown-ups”たちを描く、
サン・テグジュペリがどんな思い出書いたのかを考えたりしながら、でも楽しく。

ある日、終盤にさしかかったところで友達と話してたときに
「王子様はね、土に還るんだよっ」とか言って、そいつのキャラも含めまるで気にせずに続きを読んだ。


どうして、あのエンディングに至ったんだろう。
また渡り鳥の助けを借りられなかったの?
Grown-upsがいやというほどいる地球で疲れてしまったから?
墜落した飛行機の操縦士とせっかく友達になれたのに?
あの花は、3つの火山は、書いてもらった羊は?
いつからそう考えてたの?

それとも、本当に肉体は重すぎて星までもっていけないだけだったの?
それとも、ちゃんと、自分の星に帰れたの?

大切なものだから、目にみえない形で王子様は去ったのか。
どうであるにしても、寂しすぎる。
引き止める操縦士の懸命さもあいまって。




b0047816_1221894.jpg
さて、星の王子様は自分の星に本当に還ったのか、
それとも、肉体が重すぎてとかは全部うそだったのか。

どっちだと思いますか?
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by hazakura-hk | 2004-12-10 12:02 | 本について
ふと・・・
気が付くと、最近はとても本を読むようになった。
まわりの影響もあるし、在学してる学部柄ってのもある。

しかし。
それ以上に現実逃避としての手段として最近多用してる気がしてならない。
自分の生活上で不満があるとき、つまり最近、比例して読書量も増えた。

教育系の授業で”居場所”について勉強した。
その”居場所”に対しての不満があるのは分かってる。
今の”居場所”を変える勇気がないだけかもしれない。

本を読むのは好きだけど、こんな風に読むことになるのは少し悲しい。


<読んだ本>
夜間飛行
ICO
風の歌を聴け
1973年のピンボール
羊をめぐる冒険(上)(下)
ダンス ダンス ダンス
The little prince
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by hazakura-hk | 2004-11-29 14:34 | 本について


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